【英語文法3・仮定法1】仮定法なんて超簡単!ただの助動詞を使った妄想です!

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英語 文法
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英語の基本は文法だ!仮定法を使いこなそう!1回目

書店に溢れる、どんな文法書よりもわかりやすい文法解説を目指すシリーズの3回目です。暗記だけに頼らない、英語圏の文化的背景を含めたネイティブ発想で一気に英文法を極めます。ぜひ英語の学び直しや、大学受験の準備に本シリーズをご利用いただければ幸いです。

仮定法は日本語にない表現なので、そのポイントをしっかり理解すると、より英語への理解が深まります。今回のポイントは3つあります。

1.助動詞の過去形こそが【仮定法】だ!
2.仮定法の公式をしっかり覚える!
3. If の省略による倒置を覚える!
順番に確認していきましょう。

英語仮定法・助動詞の過去形こそが仮定法だ!

仮定法とは何かというと、ただ今現実離れして「妄想中です!」という宣言なんです。まずこれが一つ。
次に、仮定法の目印は「If」(もし~)ではない! ということです。If はあり得ない「妄想」だけでなく、「もし明日雨降ったらピクニックに行くの止めよう」といった、現実として十分あり得ることにも使います。実際、そっちの方が多く使われたりします。じゃあ目印は何か?
仮定法の目印は、助動詞の過去形だ!
would、could、might、should、の4つになります。特に重要なのは、「would」「could」の2つです。そしてネイティブがこの2つが使う時、ほぼ90%は仮定法だと思って間違いありません。たとえば、
Will you close the window?
『窓を閉めてくれる?』

Will なら「~してくれ」といった命令的なニュアンスを含みます。

Would you close the window?
『よろしければ、窓を閉めてくれませんか?』
ここでの would は単なる will の過去形ではありません。 would があればほぼほぼ仮定法なんですから、ここで「もしよろしければ」という仮定のニュアンスが出て丁寧な依頼表現になるんです。これが仮定法の基礎基本です!

英語・仮定法の例文をしっかり覚える!

公式を覚えただけでは、まだまだ自由に仮定法を使いこなすことは出来ません。しかし、仮定法の土台となるものなので、しっかりその「形」というのを覚える必要があります。

英語・仮定法過去

If S [過去形] , S would [動詞原型]
※主節は、would の代わりに could 、might 、should でもOK。
If I were a little younger , I would ask her for a date.
『もし私がもう少し若いなら、彼女をデートに誘うのに。』
If 節の中で「過去形」を使うため、「仮定法過去」と呼ばれます。「今の妄想」なので、訳す時には現在にします見た目過去、意見は現在です。「今もう少し背が高かったら、今こうだったのに」「今もう少し財布にお金が入っていたら、今こうだったのに」みたいな今から今へのイメージです。
【大学入試問題1空欄に入る最も適切なものを選べ。
■ If I had a lot of money, I (      ) a yacht.
1.buy  2.bought  3.will buy  4.would buy 
had があるので、これこそ今の妄想ですね。「今もう少しお金があったら、ヨットを買うのに」なので、答えは「4」の would buy になります。

英語・仮定法過去完了

If S [had + p.p.] , S would [have + p.p.]
※主節は、would の代わりに could 、might 、should でもOK。
If we had left home before five, we could have made it in time for the six o'clock bus.
『もしも5時に家を出ていたら、6時のバスに間に合っていただろう。』
 If 節の中で「過去完了形(had + p.p.)」を使うため、「仮定法過去完了」と呼ばれます。「過去の妄想」なので、意味は過去になります。見た目過去完了、意味は過去です。「あの時こうしとけば、あの時こうだったのに、、、」過去から過去へというイメージ。誰にでもありますよね。
【大学入試問題2空欄に入る最も適切なものを選べ。
If I had prepared for the exam, I (   ) have passed it.
1. can 2. could 3. need to 4. will
If 節がまさに「過去完了形(had + p.p.)」になっています。主節が、S would [have + p.p.] になるはずです。探すと would はありませんが could がありました。「2」が正答ですね。
【大学入試問題3空欄に入る最も適切なものを選べ。
■ (    ), the picnic would have been canceled.

1. If it would have been raining for another 5 minutes
2. If it rained for another 5 minutes
3. If it would rain for another 5 minutes
4. If it had rained for another 5 minutes
5. If it was raining for another 5 minutes
主節が、 S would [have + p.p.] になっているので、If S [had + p.p.] を探します。正答は、「4」です。簡単ですね。

英語・仮定法混合文(仮定法過去完了+仮定法過去)

If S [had + p.p.], S would [動詞原形]
※主節は、would の代わりに could 、might 、should でもOK。
If I had worked harder in my twenties, I would be much richer now.
『もし20代の頃頑張って働いていたら、私は今もっとお金持ちなのに。』
 If 節が「過去完了形(had + p.p.)」で、主節が「S would have p.p」ではなく「S would [動詞原形]」になるパターンです。「過去の妄想」が今につながるイメージです。「あの時こうしとけば、今(now)こうだったのに」過去から今へというパターンです。
【大学入試問題4空欄に入る最も適切なものを選べ。
If I had taken the medicine then, I (      ) fine now.
1.am 2.might be 3.may be 4.might
then がポイントです。「あの時」と過去の妄想なので「If S+ had + p.p.」が使われています。さらに主節に now があるため、過去から今につながる妄想とわかるので、 would [動詞原形] を探します。would はありませんが might be があるので、答えは「2」です。
【大学入試問題5空欄に入る最も適切なものを選べ。
If he (   ) a computer last year, Heʼd still be using his old typewriter.
1. shouldnʼt buy 2. wouldnʼt buy
3. hadnʼt bought 4. havenʼt bought
主節がwould 原形なので、仮定法過去と判断しがちですが、if 節にlast year (去年)があるので、仮定法過去完了「過去の妄想」だと分かります。正答は「3」になります。「去年コンピューターを買っていなかったら(過去)、まだ古いタイプライターを使っていただろうに(現在)」という意味です。

英語・仮定法未来

① If S should [動詞原形], S would [動詞原形](又は命令文)
② If S were to [動詞原形], S would[動詞原形]

※主節は、would の代わりに could 、might 、should でもOK。
If our son should need our help, he would call us.
『もし息子が私たちの助けを必要とすることがあれば、電話してくるだろう。』
If you were to win the lottery, what would you do?
『もし宝くじに当たるようなことがあったら、あなたはどうする?』
 If 節が、「should + 動詞原形」又は「were to + 動詞原形」になるパターンです。「未来の妄想」なので、意味は未来になります。未来から未来へつながるイメージで、とにかく未来の妄想は「should」や「were to」使うと覚えましょう。
ただ、この2つには次のようなニュアンスに違いがあるので、しっかり使い分けてくださいね。
should :基本的に「あり得ない時」。ただごくわずかな可能性はあるので、まったく不可能な場合には使えない。
were to :実現可能性の有無にかかわらず「完全に妄想の世界」。絶対に不可能な場合こちらを使う。

英語・仮定法・should

ここでネイティブ発想です。未来の事は基本的に言い切れませんよね。1時間後、1日後にどうなってるかなんて誰もも分かりません。
例えば「家に飛行機が突っ込んでくる」なんて普通に考えればあり得ませんが、100%完全に否定はできません。こんなときに If 節に使うのが「should」なんです。
If you should see May, askher to call me.
『もしメイに会うことがあったら、私に電話するよう言ってね。』
言外に「メイに会うなんてことは、ほぼ99 %ないと思うけど」くらいのニュアンスがネイティブ感覚なんです。
又この場合、主節を命令文にすることがほとんどです。命令文なので、主節に仮定法の目印 would(助動詞の過去形)がなくなってしまいます。大学入試問題で見てみましょう。
【大学入試問題5空欄に入る最も適切なものを選べ。
If you (  )  have any other questions, please do not hesitate to contact us.
1. should 2. will 3. could 4. must
主節が命令文になっていますね。if 節で、この場所に置ける助動詞は1つだけ。正答は「1」の should です。「質問などほぼ99%ないと思うけど万が一あったら」といったニュアンスになります。
ただ、If 節を条件を表す副詞節と考えるなら助動詞はいりません。If you have any other question, please~ なら、「もし将来何か別の質問が出てきたら」といった未来のニュアンスに変わります。

were to

こちらは、あり得る・あり得ないにかかわらず完全妄想!were to は、「今変なこと言ってるよ」っていう目印。ですから主節には、かならず仮定を表す would (助動詞の過去形)がきます。
If the sun were to rise in the west, I would change my mind.
『もし太陽が西から昇るようなことがあったら、私は考えを変えるだろう。』
太陽が西から昇るなんてあり得ないですね。

英語・仮定法・If 省略による仮定法の倒置を覚える!

If の省略は、日常的に非常に多く使われる表現になります。

If を省略するかわりに、その目印に Were, Had, Should を前にもってきて(倒置)見た目が疑問形になります。倒置されても、意味はまったく変わりません。
これが仮定法過去の倒置です。
【Were S, S would 原形】
Were I you, I would ask her for a date.
『もしも僕が君なら、彼女をデートに誘うのになあ。』
次が、仮定法過去完了の倒置です。
【Had S p.p. , S would have p.p.】
Had he known the result earlier, he would have done it for you.
『もし彼が結果をもっと早く知っていれば、それをあなたのためにしていたでしょう。』
大学入試問題です。
【大学入試問題6空欄に入る最も適切なものを選べ。
He would have come (       ) he been invited.
『もし彼が招待されたら、彼は来ただろう。』

1.if 2.had 3.should 4.when
省略される if 節が後ろに来るパターンです。
最後に、仮定法未来の倒置です。
【Should S 原形, please~(命令文など)】
【Were S to 原形, S would 原形】
Should you need any help, let me know.
『何か助けが必要なら、知らせてね。』
Were an earthquake to occur, we would have to take immediate action.
『もし地震が起こるようなことがあれば、』
いろいろなパターンがありますが、覚えてしまえば簡単です。繰り返し見て覚えましょう。
【英語文法4・仮定法2】仮定法なんて楽勝!IFなし仮定法や慣用表現で自由自在!
書店に溢れる、どんな文法書よりもわかりやすい文法解説を目指すシリーズの4回目は仮定法の2回目です。仮定法のキモは、IFなし仮定法や、Ifの代用や慣用表現になります。これを覚えると仮定法を自由自在に使えるようになりますよ!